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ミニマリストの心の闇の話【エッセイ】

テレビで犯罪心理学者の方が「観葉植物を過剰に置きすぎている人は、逆に自分の家でいると癒やしを得られないので、置いていると考えられる」と言っていた。

 

この話を聞いて思い出したことがある。京極夏彦氏の本の中で「家の中に何も置かないミニマリストの人がいるが、家の中にモノを置けないということは、それだけモノに対する執着心が強いということ」と書いてあった。

 

家の中にモノがあると落ち着かないのは、それだけモノに対する執着心も強い。だからモノがあると気になってしまう。執着心を捨てるためにあえて置いていないということが考えられるらしい。

 

この2つの話って似ているなと思う。

 

何事も過剰にするということは、それだけその物事に対する執着心も強いということである。表裏一体だなと思う。

 

私の周りで一番のミニマリストは「家の中の家具を全部捨てた」人だ。この人は正確にいうとミニマリストではない。飼い猫が骨折してしまたのだ。骨折した猫がソファやベッドに登って落ちてしまうことを恐れるあまり、「全部捨ててしまった」のだ。飼い猫への愛ゆえに家具をすべて捨てるという手段を取った訳である。冷蔵庫やラグさえも捨てたらしい。

 

これぞまさに猫への執着心が強すぎたためだ。きっと極度のミニマリストの人も家具や服ではない「何か」に強く執着しているんじゃないかと思う。「何か」は人によって違うだろうけど。人の心の闇って深いよね。

 

私も若干のミニマリスト傾向があるけど、なんだかんだと物が増えているのでそうでもないのかも。というか歳とともに「どうでもいいか」と思うことが増えてきた。執着するにも若さと体力がいるのかも。

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