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自分の責任になるのが嫌なのは若者だけではない話【エッセイ】

「最後は俺が責任を持つ」という男性の言葉ほど信じられないものはない。私は今までどれだけの男性に逃げられれ、責任を押し付けられたかわからない。

「最後は俺が責任を持つ」という男性ほど、自分の立場が悪くなるとサッサと逃げたり、寝返ったりする。最近の若者は自分の責任になることを嫌がるらしいが、それは若者に限った話でもない。逃げる男性や寝返る男性は腐るほどいる。

 

例えば、同僚男子と今後の仕事のやり方を効率化しようと二人で話し合い、上司に掛け合うことになった。いざ上司と3人で話していると上司が難色を示してきた。そこで怯んでいては効率化にならない。「俺に任しておけ!」と言っていた同僚男子が、「だから俺がいっつも言ってるやろ!それはアカンって!」と急に上司の前で私に説教し出し、アッサリと寝返った。いかにも「秋山さんのわがままに付き合ってやって、俺は困っているんです。」を上司にアピールし出したのだ。

 

結局話し合いは決裂し、交渉はうまくいかなかった。もちろん私は怒っている。「俺に任しておけって言って急に寝返るってどう言うことなんですか!」ともちろん私は詰め寄る。そうすると「えっ?俺って寝返ってた?自分では気付いてなかったわ。そういう風に見えてたならショックやわー。」と落ち込み出したのだ。アホなのか。

 

その他にも、めちゃくちゃ怖い上司の机の上に工具を置いた同僚男子がいた。その上司は机の上にモノを置かれることを極端に嫌がる人だった。運悪く工具を置いた直後に上司が来てしまった。そこで「誰が置いたんだ!」と怒る。そうするとすかさず「秋山さんです!」とまったく関係ない私の名前を出した同僚男子。その場にいた男性はすべての犯行を目撃しているのに誰も真実を言ってくれない。男性全員が怒られることが怖すぎて私の名前を出せばおさまると考えたらしい。案の定「秋山さん何やってるんだよ!」と怒りの矛先が私に向いた。その場を収めるしかなくなっため「すみませんでした。」とまったく関係のない私が謝ったのだ。

後日談として、その上司にもちろん私の仕業ではないことをチクった。当たり前だ。

 

こんな話は腐るほど膨大にある。男性は責任を取りそうに見えるが、そんな男性はほぼいない。男性はみんな逃げて後に残るのは女性であることが多い。男性からすると「男なら怒られるけど、女なら怒られない」というのが頭の中にあるらしい。 

実際はどうかというと、女性でも全然怒られるのだ。恫喝されるし怒鳴れる。殴られる寸前までいったことまである。女性だから許してくれるなんてことはない。

 

「男って本当に気が弱いな」といつも思う。その点、女性は肝が据わっている人がたまにいる。そういう女性を見ると「カッコいい!」と思う。女性上司の方が「責任は全部私が取ります」とか「秋山さんが悪者になることはない。私が悪者になります。」と言ってくれたりする。実際に責任取ってくれる。

 

「最近の若いヤツは!」というオッサンに限って、責任から逃げていると思った方がいい。都合が悪くなると絶対に逃げるから。そういう情けない大人の男を見る度に「女で良かった」と思ったりする。

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