集客ブログ記事の書き方・構成・SEO対策、販促用チラシやパンフレットの作り方・デザイン方法などを教えるDTPデザイナー歴20年以上のデザインコンサルタント 秋山アキラ

長年のデザイナー経験と自身のブログ集客の経験を活かして、集客できるブログ記事の書き方・構成・SEO対策、チラシやパンフレットのデザイン相談など、文章の書き方とデザイン方法をメインに教えています。外資系企業に16年勤務した経験から外資系企業にお勤めの人のお悩み相談にも乗っています。

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文章の語尾を濁すと読み手に内容が伝わらない

ブログの添削や文章の再構成を依頼されることが多々ありますが、一番多いのが「語尾を濁して文章を書いている」です。

 

例えば、

  • リンゴだと言われればそうだけど...
  • 彼は優しい人だと思っていたのに...
  • 笑っていると思ったら違う反応で...

という感じで、語尾を「...」を使って濁しています。

 

今まで色んな人が書いた文章を添削、校正、再構成してきましたが、語尾を濁して書いている人が大半を占めています。

 

書いた本人は語尾を濁している意識がありません。

 

日常的にニュアンスで伝えることが多いため気付かないのです。LINEやDMなどは短文や省略で文章を書くため、人に正確に伝える文章を書くことに慣れていません。

 

読み手にニュアンスで伝えようとしますが、明らかに書き手の「手抜き」です。自分の想像力のなさや語彙力のなさを読み手にカバーさせようとしています。

 

ですが、読み手には「...」に続く正確な言葉が想像できません。そのため、書き手の意図しない意味に取られてしまいます。

 

語尾を書き切ると、

  • リンゴだと言われればそうだけど、私にはモモに見える。
  • 彼は優しい人だと思っていたのに、ただ優柔不断な人だった。
  • 笑っていると思ったら泣いていたので、正直驚いた。

どうでしょうか?

 

語尾を濁さずに書き切ると、書き手が何を伝えたいのかがよくわかります。

 

「リンゴだと言われればそうだけど」に続く言葉が何なのかは、書き手以外にはわかりません。想像するには難しすぎます。「モモ」が出てくるとは書いている本人以外誰にもわかりません。

 

「優しい人」だと思っていた人が、一体どういう人だったのかも、書いている本人以外はわかりません。「優柔不断な人」であるのは、読み手には想像できません。

 

「笑っていると思っていたら違う反応だった」場合も、どう違う反応だったのかを書かなければ読み手には想像できません。「泣いていた」というのは、書いている本人しかわかりません。

 

という感じで、語尾を書き切らないと、せっかく時間をかけて書いた文章でも、思った通りには伝わらないのです。

 

ブログやSNS、ホームページ、メール、作った資料が誰にも読まれない場合は、語尾を濁して書いている場合があります。人に読んで欲しい文章や人に伝えたい文章の場合は、必ず語尾を書き切りましょう。

 

それだけでも劇的に読まれる文章に変わります。ぜひ試してみてください。

blog.akira-workshop.com

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