「秋山さんの文章ですが、読み始めると『読み込んでいく』というのと『自然に説得されていく』という2つの流れを感じるんですよね。」と、文章の再構成サービスを依頼してくれた男性のお客様からご感想をいただきました。
私が書いた文章は、最初に大枠である結論を書いてから、理由や具体例などの細部の説明を書いています。最初に結論を書き、「何を伝えたいのか」を読み手に示してから、結論や具体例を書いているため、読み手が文章を読むと自然と納得できる流れが作れます。
まずは人に大枠(結論)を見せ、次に細部を説明しないと、人は全体像が掴めず、「何が言いたいのか」「何が伝えたいのか」がわからなくなります。
「建売や中古の家を売る」場合で例えると、
- どんな家なのか「外観」を見せる。
- どんな部屋(リビング、ダイニング、キッチンなど)があるのかを説明する。
- 各部屋の装飾や性能を説明する。
この順番で説明すると、買い手は家の全体像が掴みやすくなるのです。
最初に外観を見せずにキッチンの性能だけ説明しても、キッチンが家のすべてではないため、家の全体像が掴めず、「家を買おう」という気持ちにはなりません。
「この家を買いたい」または「この家は素晴らしい」と買い手に思ってもらうには、最初に家の外観を見せてから徐々に細かい説明に入ります。
最初に家の外観を認識させ、段階を踏んで部屋の内装やキッチンの性能を説明することで、「部屋の内装やキッチンの性能が良い! = この家は素晴らしい!」となりやすいのです。
人に文章で何かを伝えたい場合も、家を売る場合と同じです。
あなたが書いた文章の中から一番伝えたいこと(結論=大枠)を最初に書きます。結論の次は、理由や具体例(詳細)を書きます。
結論を書いてから理由を書き、理由に対する具体例を書くと、読み手は全体像が掴みやすくなるため、文章の内容が伝わりやすくなるのです。
全体像が掴めないまま文章を読んでも、「結局は、何が言いたい文章なのかな?」と、疑問しか湧いてこないため、途中で読むことをやめてしまうのです。
集客のための記事も、まずは結論を書き、次に理由や具体例を書いてください。それだけで、人に読んでもらえる上に、人に伝わる記事になります。
個別相談では、記事の添削や再構成もやっています。劇的にわかりやすい記事になるため、ぜひ一度ご相談ください。