企業案件を引き受けることになり、昨日担当者とzoomで打ち合わせした。
もちろん担当者は男性。前の会社の競合なので外資の医療機器メーカーの仕事。1年も業界を離れていたので、専門用語をちょくちょく忘れていてちょっと焦った。
私が製品を撮影して、イラスト化する。それを元々あるイラストに合成させていく仕事。結構というかかなり面倒臭い仕事だけど、できる人が少ないというか私にしかできない。
そのため2時間ぐらいかけて担当者と打ち合わせをした。まあ、雑談もしてたんだけど。
- どういう風に組み立てられているのか
- どういう動きをしているのか
- どの位置で止まっているのか
この3点が私の頭の中で想像できれば、それを現実化することができる。
まずは頭の中で動きを想像する。動きが想像できれば次はそれを静止させる。そうすると頭の中で画像はすでにできている。
後は、頭の中にある画像を現実世界で表現する方法を考えるだけになる。
今までの経験があるから、表現する方法はわかっているので試してみて徐々に完成形に近付ける。依頼者から「ちょっと違う」と言われれば、また違う方法を試してみることもある。
最終的には頭の中に想像したものをそのまま現実化できる。モノづくりをしてる人なら私のやっていることが理解できると思う。
起業した人でも同じことがいえる。
まずは頭の中で「自分がどうなりたいか」を想像する。しっかりと想像できたら、次はどうやってそれを現実化していくかの方法を考える。後は、それが現実になるまで、色んな方法を試しながらやり続けるだけ。
「月に100万円稼いでいる自分」を想像した場合、それをどうやって現実化させるのかを考えていない人が多い。
極端な話だと月に100万稼ぐには毎月50万を2件売るか毎月1万を100件売るかになる。毎月50万を2件売るためには何をしないといけないのか、そこを考えていない。
想像するためには自分の実力の範囲も関係してくる。実力の範囲外の想像をしたところでそれを現実化する方法がないため、現実にはできない。
現実にするためには、実力を十分に付けなければ現実にできないことが多い。そのため「月に100万円稼いでいる自分」を想像したところで実力が伴っていない場合は、それを現実化させる力がないので現実にはならない。
よく映画で「構想10年!ついに映画化!」と宣伝しているけど、想像できてもその時の技術が追いついていない場合は映像化できない。それと同じだ。
ということが理解できるようになれば、自分の実力の範囲で想像してみて、それを現実化する方法を考えられるようになる。ほとんどの人は自分の実力を度外視している。そこが一番重要なのに。
まずはすぐにできることを想像して、現実にしてみる。実力が付いてくれば、想像できる範囲はどんどん広がっていき、現実化する力も付いてくる。
そうするとちょっと無理そうなことを想像したとしても、時間をかければ現実化できるようになる。
1年も業界を離れていたので「私大丈夫なのか?」という不安もあるけど、引き受けたからにはキッチリやる。頑張ろー。