集客ブログ記事の書き方・添削・構成・SEO対策、販促用チラシやパンフレットの作り方・デザイン方法などを教えるDTPデザイナー歴20年以上のデザインコンサルタント 秋山アキラ

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親の言動がちょっとおかしいと思ったら迷わず病院へ連れて行け【エッセイ】

私の父親はアルツハイマー型認知症だった。7年前に亡くなったけど。

 

若い頃からちょっと変わった人だったのと、認知症になるには歳が少し若いのとで家族誰もが認知症とは思わなかった。

 

たぶん、発症したのは65歳前ぐらいじゃないかと思う。

 

71歳まで現役で工場の技術者として働いていたので、家族が気付いたのは70歳を過ぎた頃だった。病院での診断は若年性アルツハイマー型認知症だった。

 

一緒に生活していると日々の些細な変化を見逃してしまう。なぜならある日突然おかしくなる訳じゃなくて、少しずつおかしくなっていくからだ。

 

散歩に行ったと思ったら、帰りはタクシーで帰ってきたり。ポケットを探ってみると、小銭がザクザク出てきたり。どこに行くにもついて来たがったり。着いてきたと思ったら急に帰ろうとしたり。つい先ほど起きた出来事なのに忘れていたり。

 

「まさか私の親が認知症にはならんだろう」と誰もが思うけど、そのまさかは誰かの元には確実にやってくる。

 

一緒に住んでないほうが親の変化に気付けるかもしれないけど、実際は「認知症であって欲しくない」気持ちが勝つ。

 

そのため、どこの家庭でも親が認知症だと気付くことに遅れがちだ。

 

私が父親を見ていて認知症の症状だと思ったことを挙げておく。参考にしてみて欲しい。

  • どんなに臭くてもニオイがわからなくなる
  • 計算ができなくなるので札で払うため小銭が増える
  • バリアフリートイレに入れても自動ドアのボタンが認識できず出られなくなる
  • 一人になることを極端に嫌がる
  • 直前に起きた出来事を認識できない
  • 車を運転してもブレーキばかり踏む
  • 水分を取らない

もう父親が亡くなって7年になるので忘れてることもあるけど、初期の頃の症状は大体こんな感じ。

 

ニオイがわからなくなるのは、他の認知症の人も同じだった。

 

そしてとにかく寂しがる。一人になることが不安になるみたい。

 

車も70歳ぐらいまでは運転していたけど、ブレーキばかり踏む。挙句、対物事故を起こした。そのため、私が車の鍵を取り上げて二度と運転させなかった。

 

一緒に暮らしててちょっとおかしいなと思ったら迷わずに病院に連れて行ったほうがいい。幸にして、私の父親は病院に行くことを嫌がらなかった。嫌がる人もいるから病院に連れて行くのが大変な家庭も多い。そういう点で、ウチはラッキーだったかも。

 

逆に、認知症になる前のほうが病院に連れていくのが大変だった。病院からも「嫌な患者」と思われてたし。そのため、認知症になってからのほうが大人しくて助かった。

 

親が認知症になると自分の人生の先が見えなくなる。私も父親が認知症の時が、一番自分の人生の未来が見えなかった。

 

認知症って頭がおかしいだけで体は元気だから長生きするのよ。その間、ずっと介護は続くしね。

 

親にはできるだけ頭も体も元気で長生きして欲しいから、ちょっとおかしいと思ったらすぐに病院に連れて行くといい。今は良い薬もたくさん出てるし。最近、介護のニュースがやたらと目に入ってきたので気になって書いてみた。参考にしてくださーい。

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