集客ブログ記事の書き方・構成・SEO対策、販促用チラシやパンフレットの作り方・デザイン添削などを教えるDTPデザイナー歴21年のデザインコンサルタント 秋山アキラ

長年のデザイナー経験と自身のブログ集客の経験を活かして、集客できるブログ記事の書き方・構成・SEO対策、チラシやパンフレットのデザイン添削など、文章の書き方をメインに教えています。外資系企業に16年勤務した経験から外資系企業にお勤めの人のお悩み相談にも乗っています。

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上司にパワハラされても物証がなければパワハラはなかったことになる

外資系医療機器メーカーで16年働いていると、ありとあらゆるパワハラを耳にする。以前にパワハラの記事を書いたけど、検索されて結構読まれている。パワハラで困っている人って多いんだろう。

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どんなに「私はパワハラされました!」と騒いだところで、物証がなければパワハラはなかったことにされてしまう。

 

「他の人にも聞き取りしてください!」と人事に言って、同じ被害にあっている同僚たちに聞き取りしてもらっても結局は物証がない。

 

人証(じんしょう:人が話したことが証拠となること)だけでは、パワハラした本人は軽い処分だけで終わってしまう。

 

会社員時代、上司からのパワハラを受けていた同僚たちによく相談されていたが「物証がないなら人事に言っても無駄」と、相談してくれた人にはよく言っていた。

 

そういう私も上司からパワハラされていた。暴力ではなく言葉や仕事でのハラスメントだった。特に二人だけの面談になると本性出してくるパワハラ上司が多い。

 

あまりにも酷いので、上司との面談はすべて録音していた。録音だけではなく、「何月何日にどんな発言をされたか」をメモとしても残していた。もちろん上司からのメールも保存している。私の場合、幸か不幸かそれらを使うことはなかったけどね。

 

パワハラで物証となるのは、

  • 音声
  • メール

この2つ。

 

パワハラで悩んで相談してくれた同僚には「すべての会話は録音して、メールはすべて保存しておけ」とよく言っていた。もちろん何月何日の何時ごろにどんなことをされたとか、言われたとかをメモとして残しておくこともオススメする。

 

会話は面談だけではなく、電話の内容も絶対に録音が必要だ。特に営業やっている人は、面談よりも電話で色々と言われることが多い。スマホには録音できる機能があるので、パワハラ上司との会話はすべて録音してほしい。

 

社内のみんなの前でパワハラされているなら、もちろんそれも録音が必要。

 

その物証を人事が見て、客観的に「これはパワハラに該当する」と思えば、上司には処分がくだる。

 

でも、物証があっても実際にはパワハラに認定されることは難しいんだよ。言葉だけの暴力ならなおさら難しい。

 

罵倒されているならパワハラとわかりやすいんだけど、罵倒じゃなくて嫌がらせ的な発言のほうが圧倒的に多い。

 

そうなると人事から「上司としては、あなたを育てようと考えての発言だと言っています」と言われる。パワハラを会社に認めさせるのは、かなりハードルが高い。

 

でも物証がないよりはあったほうがいいので、あまりにも酷い場合は物証を集めよう。私の同僚はせっせと集めて、同じ上司への3回目のパワハラ告発で、やっと上司を降格させることに成功した。それでも降格だけだからね。

 

クビにしたがってたけど、クビにするにはパワハラじゃなくてセクハラでないとクビにはならないんだよね。パワハラって本当に定義が難しい。

 

上司って、結局は部下にチヤホヤされたいんだよね。上司をチヤホヤしない人が上司からのパワハラ被害にあっている。私なんてその典型だわ。

 

パワハラされたくないなら、嘘でもいいから上司をチヤホヤしてみてほしい。それでパワハラがおさまるようなら「頭がかなり悪い上司」なので扱いがラクだと思う。それでもダメなら、やはり物証はせっせと集めていざと言う時のために備えておこう。

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