Googleアナリティクス4(GA4)を設置した後、ホームページやブログへのアクセスが多いと思ったら、実は全部自分のアクセスだったということがよくあります。
ホームページやブログへの正確なアクセスをGoogleアナリティクス4(以降はGA4と略します)で確認したいなら、自分のアクセスを除外する必要があります。
GA4を設置しているお客様はいますが、自分のアクセスを除外している人はほぼいません。今回はホームページやブログへの自分のアクセスを除外する方法を解説します。
1. まずは、あなたのwi-fiの「グローバルIPアドレス」を確認します。
グローバルIPアドレスとは、インターネットを利用する際に割り振られる住所だと思ってください。
自宅のwi-fiや会社のwi-fiでそれぞれに住所が割り当てられています。まずはあなたの自宅や会社のインターネットの住所(グローバルIPアドレス)を確認します。
あなたのホームページやブログを更新する際に使っている場所のwi-fiのIPアドレスを確認してください。
以下のリンクをクリックすると自動で調べてくれます。
2. 「IPアドレス確認」をクリックすると、以下の画面が表示されます。「グローバルIPアドレス」欄に表示されている数字をコピーしておきます。
3. 次に、GA4の画面を表示します。除外の操作はパソコンでしかできないので、必ずパソコンでアナリティクスの画面を表示してください。
アナリティクス画面の左にあるメニュー内の「管理」をクリックし、管理画面を表示させます。
4. 管理画面が表示されたら、管理画面の中の「データの収集と修正」内の「データストリーム」をクリックします。
5. 「データストリーム」画面の中にある、設定したい「ストリーム(あなたのブログやホームページ)」をクリックします。
6. 「ウェブストリーム詳細」画面の中にある、「タグ設定を行う」をクリックします。
7. 「タグ設」定画面の中にある「もっと見る」をクリックします。
8. 「内部トラフィックの定義」をクリックします。
9. 「内部トラフィックの定義」画面の中にある「作成」をクリックします。
10. 「内部トラフィックのルール作成」画面が表示されたら、以下の順番で設定し保存します。
- 「ルール名」に適当な名前を入力する(自宅IPや、店舗IPなど)
- 「traffic_typeの値」は初期値の「internal」のままにしておく
- 「IPアドレスのマッチタイプ」は「IPアドレスが次と等しい」を選択する
- 「IPアドレスの値」に先ほどコピーしておいた「グローバルIPアドレス」を貼り付ける
- すべての項目を入力後、「作成」をクリックし保存する
11. GA4の管理画面に戻り「データの収集と修正」内の「データフィルタ」をクリックします。
12. 「データフィルタ」画面の中にある「フィルタを作成」をクリックします。
13. 「フィルタの種類を選択」画面から「内部トラフィック」をクリックします。
14. 「データフィルタの編集」画面が表示されたら、以下の順番で設定し保存します。
- 「データフィルタ名」に「Internal Traffic」を入力する
- 「フィルタオペレーション」は「除外」を選択する
- 「パラメーターの値」は初期値の「internal」のままにしておく
- 「フィルタの状態」は「有効」を選択する
- すべての項目を入力後、「保存」をクリックし保存する
以上で、自分のアクセスを除外する設定は終了です。
ここで注意点があります。
自宅や会社のwi-fiではなく、ドコモやauなどの4Gや5G回線を使用して、スマホやタブレットでホームページやブログにアクセスしている場合は、除外できません。
あくまでも、自宅や会社、カフェなどのwi-fiや有線LANが除外の対象です。スマホでもwi-fiを使用してアクセスしている場合は除外されます。
お客様と一緒にアナリティクスを設定することもありますが、アナリティクスの設定、使用方法などを説明するだけでかなり時間がかかります。
そのため、自宅IP除外まで辿り着けません。まだ自分のアクセスを除外していない人は、ぜひ自分を除外してください。かなり正確なアクセスが計測できるようになります。
Googleアナリティクス(UA)での自分のアクセスの除外方法は、記事にしていましたが、GA4に変更になってからは、設定にかなりの手間がかかるため、記事にしていませんでした。あなたのお役に立てば幸いです。
自分ではできない人はいつでも相談してください。一緒にGoogleアナリティクス4を設定して、あなたのアクセスを除外しましょう。