「痴漢は犯罪です」と、電車に乗ると今でもよく聞いたり見たりする。実はこの「痴漢は犯罪です」には起源がある。
大阪人でも今の人は知らない人が多いと思うけど「御堂筋線事件」という有名な強姦事件がある。詳細は自分で調べてみて欲しい。女性なら誰でも憤りを感じる内容だ。
実は私は大学の時に「レイプと強姦」をテーマにした卒論を書いた。
その卒論の出だしで「御堂筋線事件」のことを取り上げたんだけど、ゼミ生の前で卒論を読み上げた時は内容がセンセーショナルすぎて、教室中が凍りついたのを覚えている。
当時、真っ向から男女問題を取り上げたのだ。男子学生から「女性側にも問題がある」と、反論も出たりしたけど、それに対する私の反論も凄まじかったと思う。何言ったか覚えてないけど。
実家を解体する際に、自分の部屋を片付けていたら私の卒論が出てきたので、読んでみると「大学生の時のこれ書いた私って結構スゴいやん。」と、マジで思った。
まあ、そういう経緯があり、私が大学を卒業してから26年ほどが経っているのに、いまだに「痴漢は犯罪です」と言ったり書いたりしないと痴漢は犯罪だと思っていない人がいることに唖然とする。
公共の乗り物に乗って、全然知らない女性のお尻や胸や恥部を触っても「犯罪ではない」と考えている男って、もはや人間ではないだろう。欲情すればところ構わずに腰を振る畜生と同じだ。
今は当たり前になった「女性専用車両」も、実は「御堂筋線事件」がキッカケで出来た車両なのだ。
男性の一部の人から「女性専用車両は男女差別だ!」と言われているけど、「御堂筋線事件」を熟読してから文句言ってくれ。まさに鬼畜の所業だ。
公共の乗り物に乗れば「知らない女性にお触りしてもオッケー!」と勘違いしている人がいるから、「女性専用車両」をなくせないのだ。
そういう人たちが畜生から人間に生まれ変われたら、きっと「女性専用車両」は無くなるでしょう。
私の卒論は、結構内容が面白いので、読みたい人がいれば連絡ください。大阪まで来てくれれば、卒論持って出かけます。