「人を応援する商売がしたいです。コーチングとかよりも、応援して誰かの背中を押したいんです!」と、男性のお客様に相談されました。そこで私が「人を応援することでお金って貰えるんですか?」と、聞き返したら黙ってしまいました。
たまに「人を応援する仕事がしたい」という曖昧な理由で起業する人が相談に来るのですが、いつも思うのが「応援するだけでお金が貰えると本気で信じているのかな」ということです。
応援するということは「君ならできるがんばれ!」と、無責任に励ますということになります。目標があり、それに向かって頑張っている人に「頑張れ」とか「頑張って」と、具体的な行動を示さずに言う人が、商売としては一番無責任だと私は考えています。
例えば「私は料理が苦手だけど、料理が得意になりたい。」と、あなたがお客様から相談されたとします。応援を仕事にするということは「あなたならやればできる!まずは自分ならできるというイメージを持ちましょう!その気持ちを私は応援します!」ということをあなたの仕事にするということです。
「料理頑張って!あなたならできる!」と応援するだけなら、近所の人や友達が無料で応援してくれます。残念ながら、応援するだけで料理が得意にはなりません。
その人の料理が得意になりたいという願望を叶えたいなら、
- 料理が苦手だと感じる悩みの原因を考える
- その悩みを解決する方法を教える
悩みの原因を考えて、その悩みの原因をどうやって解消するのかをあなたが教えてあげなければ、料理が得意にはならないのです。
人の悩みを簡単に解決できればできるほど「こんなに簡単に解決できるなんてスゴイ!」と思われて、あなたにお金を払ってくれます。
応援だけなら無料でやってあげればいいのです。もしくは「おっさんレンタル」に登録すれば、格段に人の役に立ちます。
人の悩みの解決方法を提供しなければ、商売としては成り立ちません。応援が人の悩みを解決するなら商売になりますが、応援だけは解決しません。「応援するなら金をくれ!」と相手に言われて終わります。
本気で商売がしたいなら、人の悩みを解決する技術を身に付けましょう。そして、曖昧な悩みではなく、できるだけ具体的な悩みを考えて、解決しましょう。
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商売がしたいなら話はそこからです。