「起業しようと思っていますが、最初の一歩が踏み出せません」と、男性のお客様から相談されました。
さすが男性は慎重です。女性は後先考えずに起業しますが、男性はある程度「イケる」と思わなければ行動に移しません。
起業する前にまずは現実をみましょう。
- 今すぐに起業する必要があるのか
- 実績はあるのか
- 需要はあるのか
- 精神状態は良好なのか
今すぐに起業する必要があるのか:
起業しようと考えている人は「今すぐ起業する必要がない」場合がほとんどです。
現時点で働いていない場合、かつ、すぐにお金を稼ぐ必要がないなら、起業しても問題ないと思います。
現時点で組織で働いていて、かつ、お金を稼ぐ必要があるのなら副業からはじめてみてください。起業してすぐにお金を稼ぐことは難しいです。
実績はあるのか:
実績がないのに後先考えずに起業してしまう人もいます。女性に多いです。ある程度の実績がないと起業してもすぐに廃業することになります。
実績がまったくないなら、実績をつけるために一時的にどこかに所属して働くことも考えてください。
需要はあるのか:
自分がやりたいという理由だけで起業してしまう人もいます。男女共にこのパターンは多いです。
その場合、需要のあるなしを考えていません。まったく需要がないところで商売を始めようとする人もいます。起業する前に需要を調べましょう。
精神状態は良好なのか:
精神状態が不安定な人は、今すぐに起業しないほうがいいです。なぜなら起業すると安定することがないからです。収入も仕事も安定しません。
そんな状態で起業しても自分を追い込んでしまうことになりかねません。先に精神を安定させることを優先してください。
起業しようかどうかを悩み過ぎている人は、過去と未来のことを考えすぎて身動きが取れなくなっています。私に相談してくれた男性がまさにそうでした。
過去は過ぎたこと、未来はまだ起きていないことです。そんなことを頭の中でずっと考えていても無駄です。なぜなら、どうすることもできないからです。
それよりもまずは現実をみてください。現実をしっかりと見て、今すべきことは何であるのかを見極めましょう。
過去と未来で悩むよりも今をしっかりと把握しましょう。起業するかどうかを考えるのはそこからです。
1人では現実を把握することが難しいです。起業しようか迷っている人は、いつでもご相談ください。