「生徒に教えるよりも生徒から学ぶことのほうが多い」と、教師が言っている話を聞いたりするけど、私も本当にその通りだと思う。
実際に、個別相談でお客様と接していると、私とは違う考え方をしているお客様が多いため「どうしてそう考えるのか」と、お客様の視点で物事を考えることが増えた。
私とは違う考え方の人の話を聞くと、私自身がそのことについて考える時間が増え、結果として、私とは違う考えに至る過程を考えることで色々と学ぶことが増える。
それにお客様と話しているだけで「そういうことか!」と、ずっと考えていた謎の答えに辿り着くことも度々あり、ヒラメキがお客様から貰えたりする。
お客様から学んだことを記事に書けば、仕事にも繋がるし、他のお客様に伝えることも増えるため、良いことしかないなと思う。
これが、サラリーマン時代だと、人から学ぶということを実感できる出来事は今よりも少なかった。
サラリーマンの仕事って、自分のできることをやるだけのことが多いし、私以外の人に私の技術を教えるよりも「自分でやったほうが早いな」と仕事の効率を考えてしまう。
それに、こちらが必死で教えようとしても、相手に学ぶ気持ちがなければ、教えたところで何にもならない。
でも、個別相談のお客様は違っていて「教えて欲しい!」と学ぶ気持ち満々で相談してくれるので、私としても教え甲斐があって嬉しい。
人によって教えたことをすぐにできる人とできない人がいるけど、それはその人のペースなので、私としてはお客様のペースについて行くだけだ。
私に相談してくれるお客様がいるだけで本当にありがたいですよ。
辛口で辛辣な私の言葉を素直に聞いてくれる人がお客様として来てくれることに日々感謝しかないです。
「人に教えるって実際は私が学ぶことなんだな」と、会社を辞めてフリーランスになってから日々実感しとります。
まるで菩薩のような心境だけど、実際は菩薩ではなくガサツな私です。なんつってー。