「男は地図を読むのが得意」「女は方向音痴で東西南北がわからない」といった、男女の脳の違いが取り上げられることが多い。
でも、産まれた時は男女の脳にほとんど差はないらしい。
私も何で読んだのか忘れちゃったけど、男女の脳の差が出てくるのは育った環境によって出てくるらしい。その環境とは「男尊女卑」だ。
男尊女卑が文化として根付いている国には、男女の脳による格差が大きい。いわゆる、男性脳と女性脳が生まれるということ。男尊女卑が少ない国になると男性脳と女性脳の差は少なくなる。
結局は先天的要素は少なくて後天的要素が大きいんだろう。それだけじゃないと思うけど。
今まで関わった男性も女性も「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」と育った環境の考え方が植え付けられていた。もちろん私もめちゃくちゃ植え付けられている。
「男ならもっとしっかりしろよ!」と、思っちゃうもんね。
その「男なら」というのは、結局は社会によって作られた「男とはこういうもの」からきている。「女なら」というのも同様。
私たちはそういう考えの下に生きているから、男女差ができるのは仕方のないことなのだ。
私からすると「男性とは責任から逃げたい心が弱い人が多い」という印象がある。これも分解していくと「男性=責任を取る人」という男尊女卑の考えからきている。
責任を押し付けられるのは男性に多いけど、実際は男女ともに責任を取りたくない人が多いだけ。
だから男女平等に見てみると「男女関係なく責任を取りたくない人が圧倒的に多い」ということだと思う。
実際は男女脳の差より個人脳の差のほうが大きいはず。それをイチイチ研究するのは大変だから一括りにされちゃってるんだろう。グループで分けるの好きな人多いもんね。血液型もそうじゃん。
まあでも、最近はそういうのが息苦しいと言える世の中になってきている。日本から男尊女卑はまだまだ消えないけど、少しずつ薄められてはいくだろう。そうなるとどうなっていくのかと思う。200〜300年後ぐらいに結果が出てるかも。わたしゃその時は死んでるけどね。