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外資系企業で女性の管理職が増えているのは男性にとって逆差別なのか?

外資系企業では、とにかく女性の管理職が増えています。特に内勤ではほとんどの管理職が女性です。そのため、どれだけ仕事ができる男性が内勤職にいても、昇進するのはほぼ不可能です。

 

「これは男性からすれば逆差別だ」と、私自身が男性から言われたことがあるのですが、本当に逆差別なのかと言えば違います。

 

なぜこういう現象が起こっているのかといえば、営業の管理職がほとんど男性だからです。

 

営業は男性の割合が女性よりも断然多いです。もちろん女性の営業も徐々に増えてはいますが、増えていると言ってもそこまで多くはありません。

 

会社からすれば、女性の管理職の割合を男性と同じぐらいにしたい訳です。今の世の中で女性の管理職の割合を増やしていない外資系企業は確実に株価に影響します。

 

そこで、男女の管理職の割合を「男6:女4」と会社が決めたとします。

 

そこでどういうことが起こるのかといえば、営業の管理職は男でもう一杯です。女性の営業を管理職にする気持ちは会社側にもありませんし、営業側にもありません。

 

では、どこを増やすのかといえば、もう内勤しか空きがありません。

 

そういう理由で内勤の女性管理職が増えているだけです。

 

会社側からすれば、ただ男女の割合を「男6:女4」とすることが目的なので、適材適所という考えは毛頭ありません。空いているところに女性管理職をぶっ込んでいくのが、女性の管理職を増やす手っ取り早い方法なのです。

 

私の周りにいる女性はもちろんそのことに気付いていました。「セールスの管理職は男ばっかりだから、内勤の管理職は女ばっかりなんだな。偏りすぎなんだよ。」と。

 

ですが、男はこれに気付きません。「女性を持ち上げるために、今度は男性側が差別されているんだ。」と本気で考えている人が多いのです。特に、40代以上の男性にはこの考えが多いです。

 

ちょっと考えればわかりそうなものなのに、男社会の恩恵を受けすぎていて周りの状況が見えていないのです。

 

この解決方法は、「営業の管理職に女性を登用する」ことですが、営業を仕切っているのが50代以上の男性ばかりなので、「女性に営業の管理職は無理」と勝手に考えて昇進させません。

 

私は女性の営業とも仲が良かったですが、「マネージャーになりたくても、上司が絶対に昇進させてくれない。」と何度聞いたかわかりません。

 

ここまで読めばわかると思いますが、外資系企業でも男尊女卑はひどいものです。誰も本気で女性の社会進出を望んでもいません。「見かけだけ女性を増やせば株価に悪影響を与えない」と考えているだけです。

 

これが男性への逆差別だと思えるなら、差別されているのは女性であって、その影響をモロに受けているのが男性だと言えます。結局は男女どちらにとっても良いことはないのです。

関連記事→ 男尊女卑が男性の負担にもなっている話

 

女性の営業も優秀な人はたくさんいます。ですが、なぜだか男ばかりが管理職に選ばれます。では、営業に女性の管理職が増えていけば、それはそれでまた「男が逆差別されている」と考える営業男性が出てくる訳です。イタチごっこだなと思います。

 

ということで、女性の管理職が増えているからといって男性が逆差別されている訳ではありません。管理職の男女比を決めているのは、会社の超上層部なので、もし文句があるなら、あなたがCEOになるしか道はありません。険しい道のりですが、CEOになれる可能性はゼロではないので、ぜひ挑戦してください。

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