「大阪人て、会話の最後に『知らんけど』って言いますよね?」と、最近テレビでよくやっている。
「知らんけどって使ってるかな?」と、私も考えてみたけど、使っている意識はまったくない。「『知らんけど』ってわざわざ会話の最後に使うヤツなんているんかな?」と、不思議に思っていたけど、どうも私にも使っている節がある。
どういう時に「知らんけど」が発動されるのかといえば、
- 「これは〇〇さんのボールペンとちゃうかな、知らんけど。」
- 「今買ったといたほうがエエんとちゃうかな、知らんけど。」
という感じで、疑問系のクエスチョンマーク(?)の代わりに「知らんけど」を使っている。「知らんけど」は小声で言ってます。
標準語で言い換えれば、
- 「これは〇〇さんのボールペンじゃないですか?」
- 「今買っておいたほうが良いんじゃないですか?」
となる。
「本当のところはわからないけど、そうじゃないかと思う。」という断定できない時に、大阪人以外は「〜じゃないですか?」と疑問形にするけど、大阪人は疑問形にせず、「〜とちゃうかな、知らんけど。」と、話を落としてしまうのだ。
知らんけど = ?(クエスチョンマーク)なので、無意識で使っているため、大阪人に「知らんけど」を使っている意識はない。そもそも小声で言ってるし。
そのため、「これで良いと思います!知らんけど。」と、物事を言い切る際は「知らんけど」を使っていないんじゃないかと思う。
もし、言い切る際に「知らんけど」を使っているなら、意識的に「知らんけど」を使っているはず。大阪人らしさを出すために。
大阪人以外の人が「知らんけど」を使うと、違和感があるのは、断定の会話の時に意識的に使っているからだと思う。
なぜ大阪人が「知らんけど」を使うのかと言えば、本当のところは私にもわからない。「なんやわからんけど、話にオチを付けんと気がすまん大阪人気質が「知らんけど」を言わしてるんちゃうかな、知らんけど。」ということです。