集客ブログ記事の書き方・添削・構成・SEO対策、販促用チラシやパンフレットの作り方・デザイン方法などを教えるDTPデザイナー歴20年以上のデザインコンサルタント 秋山アキラ

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プロとしてお客様の悩み相談に載ったことのない人が人の悩みを一刀両断するのは「言い得て妙」

私の周りでも「占い師になりたい」という人が多く、たまに「秋山さんは占い師もやってるけど、どんな相談に乗ってるの?」と質問されます。

 

私の場合は、不倫とW不倫が相談で最も多く、次いで男性に体もお金も貢いでる女性からの相談も多いです。

 

「多くの女性は体とお金さえ男性に差し出しておけば、捨てられることはないと思い込んでるけど、これが案外アッサリと捨てられるんだよね。」と、悩み相談で多い一般的な結末を話します。

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すると大抵の人は「それは占い以前の問題だね。私がそんな相談をされた場合、占いよりもまず説教から入る。『男に貢いでも捨てられるだけよ!そんなこともわからないの!もっと自分を大切にしなさい!』って、占うより前に言うわ。」と、ドヤ顔で悩みを一刀両断します。

 

そこで私がいつも思い浮かぶのは「言い得て妙」という言葉です。

 

実際の言い得て妙の意味は、「上手く言うものだ」と、相手の発した言葉に感嘆する意味で使うのですが、私の場合は違います。

 

私は大学時代、中島らもの大ファンで中島らもの書籍を全巻読み漁っていました。

 

当時、森元総理が「大阪は痰壺のような街」と発言したことがあるのですが、中島らもさんが、その発言に対して「大阪は日本の痰壺だ。と言った人がいるのですが、まさに『言い得て妙』なんですね。」と、エッセイで書いたり、テレビで発言していました。

 

「まさにおっしゃる通りなんだけど、大阪に住んでないお前に言われたくないわ。」という意味で、中島らもさんは「言い得て妙」を使ったのです。

 

プロの占い師になりたいと言いながら、私のお客様の悩みに対して「男に貢ぐなんてダメに決まってる!」と言うのは、「まさにその通りだけど、プロとしてお金を貰って人を占ったことがない、お前が言うな。」と、私からすれば思う訳です。

 

私のお客様は私に占ってもらうためにお金を払っています。そのため、お客様が真剣に悩んでいることに対して「男に貢いでも捨てられるだけよ!もっと自分を大切にしなさい!」と、占うことなく言った場合、私はただの『お節介ババア』になるだけです。言うなればプロの占い師として完全に失格です。

 

プロとしてお客様にお金を貰って相談に乗ってるにも関わらず、正論だけを言う人が一番タチが悪いです。

 

私の個別相談でも、お客様の悩みを聞いた上で、

  • どこがダメで集客できないのか
  • どうすれば集客できるようになるのか

と、ダメな理由と改善方法を必ず話します。

 

占いの場合も、現状や相手の気持ち、お客様の気持ちを鑑定した上で、どうすれば今の悩みから抜け出せるのかのアドバイスまでキッチリとしています。

 

「あなたのやり方じゃダメなのよ!」と、ダメと言うだけなら簡単ですが、それではお客様からお金を払ってもらうことは永遠に無理です。

 

どんな商売でもプロとしてお客様からお金を貰う以上は、ダメ出しするだけではダメなのです。

 

お客様の悩みを聞いた上で、客観的に現状を分析し、どうすれば良くなるのかのアドバイスまでしないとプロとは言えません。

 

そのため、人から悩みの相談を受けた場合「プロとして自分はどう答えるのか」を常に意識し、人からの相談に乗っていると、いつの間にか客観性が身に付きます。

 

何かのプロになりたいなら、くれぐれも「そんなのダメに決まってるじゃない!」と、人の悩みをダメだけで一刀両断しないことをオススメします。

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