タロット占い師の時に、様々な女性から失恋の相談をされました。そういう私も「このまま死ぬんじゃないか」と思うような失恋をしたことがあります。
振る側は、大抵振った相手の気持ちよりも自分の気持ちを優先して考えます。自分を傷つけないために相手を振るのです。
そのため、振られた側の心はボロボロになリます。失恋相談で鑑定を依頼してくる女性の話を聞いていても「そんな酷い振り方ってあるのか!?」と、腹の立つ内容ばかりでした。
そういう女性には一刻も早く、失恋のショックから立ち直って欲しいです。
とはいうものの。好きな人を忘れるのは一筋縄ではいきません。結局は時間が解決してくれるのですが、半年〜1年はかかります。
女性が失恋した際、一番辛い時期は失恋した直後から3ヶ月までです。その期間は、悲しみにドップリと浸ってもいいと私は思っています。失恋したことを自分に認識させることも大事だからです。
問題は3ヶ月経った後です。その後をどう乗り切るのかで、立ち直る早さが変わります。
なぜ辛いのかというと、「どうして振られたのか」「あの時、どうしていれば良かったのか」「あの人は今どうしているのか」と、失恋した当時のことばかりを頭の中で延々と考えているから辛いのです。
そんなことを考えたところで答えは出ません。
多分、振った相手に聞いたところで納得する答えはもらえないでしょう。
この辛い状況から抜け出すためには、頭の中でずっと考えていることを無理やりストップさせることが、失恋から立ち直る一番の近道です。
自分で意識して思考を切り替えることはできないため、手や体を動かして無理やりにでも集中できることを見つけるのです。
私の場合ですが、
- イヤリング作り
- スコーン作り
この2つをやり続けました。
イヤリング作りは天然石を買って、ワイヤーを使ってイヤリングを作る作業です。
YouTubeでイヤリングの作り方をめちゃくちゃ勉強しました。気を抜けばワイヤーが切れますし、すごく細かい作業なので、集中している間は気が抜けません。
しかも慣れるまでは時間がかかります。その間は、失恋について一時的に考えなくなります。それを毎日続ければ、強制的に失恋から考えを切り離せます。
スコーン作りも同じです。スコーンをくる日もくる日も作り続けました。
手を使って生地をこねる作業はかなり重労働です。スコーンを作っている間は失恋のことを一時的に忘れられます。
強制的にでも一時的に違うことを考える時間を増やすと、失恋を徐々に客観的に考えられるようになります。
失恋から立ち直れない人は、ドップリと失恋の悲しみに浸かっているため、悲しみの沼に沈んだ状態なのです。
そして、あまりにも長時間、悲しみの沼に沈んでいるとそれが普通の状態となります。
悲しい状態が普通の状態となり、悲しい状態でいることがその人にとっては安定した状態になります。
人は安定を崩されることを極端に嫌います。失恋から立ち直るために、一旦不安定な状態になる必要があります。数年や数十年にわたって失恋の悲しみから立ち直れなくなる人は、不安定な状態になることが嫌なのです。
そこから一刻も早く抜け出すためには、悲しみの沼に沈んでいない状態を一時的にでも経験できると、辛い失恋から徐々に立ち直れます。
これがめちゃくちゃ大事です。
最初は短い時間しか忘れられなくても、徐々に忘れられる時間が増えていきます。人間ずっと辛い状態でいるのは誰でも嫌です。そのうち楽になりたい気持ちが勝ちます。
最初は強制的でも、脳に忘れている状態を覚えさせることができるようになると、知らない内に忘れている状態が普通になります。
人間の脳は、異常な状態でも1ヶ月ほどで慣れて、それが普通に変わるそうです。
悲しくて辛い気持ちの状態でいることが徐々に減り、忘れている状態が増えれば、それが脳にとって普通になります。脳を上手く騙すことができれば、失恋からいち早く立ち直ることができるのです。
男性の場合はちょっと厄介です。男性は時間が経てば経つほど、相手への未練が募る人が多いからです。
振られた彼女のことを10年以上想い続けている男性の話を聞いたことがありますが、ほぼホラーでした。。そうなる前に、私が提案した方法を試してみてください。
くれぐれも本気でやってくださいね。そうでないと効果ないですよ。