数々の男性とがっぷり四つで仕事をしましたが、たまに「この人は私のことを心の底からバカにしているな」と、わかる発言をする男性がいました。
女性をバカにしている男性の特徴は、一見すると女性をバカにしているように見えず、「あの人は女性と仲が良い」と周囲から思われている人が多いです。
逆に、最初から女性に見下した態度を取る男性のほうが、「この女性は仕事できる」と、一度でも思わせれば、急に態度を変え、同等に扱ってくれる人が多いです。
本人はバカにしていることを隠して、女性の相手を上手にしているつもりでしょうが、やはり言葉の端々にバカにしているのが現れます。
私は、遠回しだけど明らかに私をバカにした発言をする男性二人と仕事をしたことがあります。
私をバカにした発言は以下のとおりです。
発言1:「秋山さんと俺は、頭が良くて仕事ができる彼とは全然違うんですよ!」
発言2:「秋山さんって、エラい繊細なんですね。」
発言1:「秋山さんと俺は、頭が良くて仕事ができる彼とは全然違うんですよ!」
この発言をした男性は私よりも5つほど年下だったのですが、その男性は同じ歳のめちゃくちゃ頭の良い男性の同僚と一緒に働いていました。
「俺は彼よりも頭が良くない」と言うなら納得できますが、「秋山さんと俺は」と、ことあるごとに私を入れてきます。誰かと比較する際、必ず私を含めるため、さすがに「コイツは私のことをバカにしているな」と、すぐに理解しました。
周りを優秀な男性に囲まれていると、自分よりも、もっと下の存在が欲しくなります。そのターゲットにされたのが私でした。
私をバカにしている割に、仕事で私にやたらと頼ってくるため「それぐらい自分でやりなさい」と言ったら、それ以降無視されました。メンタルが弱すぎて疲れるタイプです。
ちなみに、私をバカにしていた男性が「頭が良い」と言っていた男性社員は、何かあるとすぐに私に相談してくる男性でした。
発言2:「秋山さんって、エラい繊細なんですね。」
難しい手術の手順書を作っていた時に、どうしても手術器械の使い方がわからない箇所がありました。普段なら製品担当の男性に使い方を聞きますが、海外出張のため聞けなかったので、その製品をよく知っている別の男性に質問しました。
質問には答えてくれたため「〇〇という風に使うんですね。ありがとうございました。よく理解できました。」と、私が答えると、「秋山さんって、エラい繊細なんですね。」と、引きつった顔で言われたのです。
最初はどういう意味なのかがまったくわからなかったので、「どういう意味ですか?」と聞いてみると「俺が教えただけで、すぐに理解できるなんて、ちょっとどうなのかなと思って。」と言われたのです。
要は、「繊細=理解力が高すぎてムカつく」という意味だったのです。
実際、理解力が高いと思ったなら「秋山さんって頭の回転が早いですね」とか「理解力がすごいですね」と素直に言えばいいものを、わざわざ「繊細なんですね」と言ってくるあたり、性格の悪さを感じます。
この二人の男性ですが、上昇志向が高かった上に、権力欲も強かったです。ですが、どちらとも、評判は良くありませんでした。
私の経験上「女のクセに!」と正面斬って言ってくるような男性のほうが、まだ素直で扱いやすいです。
女性を心の底からバカにしているのに、それを隠して女性と接してる男性のほうが扱いに困ります。なぜなら、そんな男性から一度でも「この女性は仕事ができる」とか「この女性は頭が良い」と認識されると、急に態度が変わり、無視してきたり嫌がらせをしてきたりするからです。ですが、権力がある女性には従順に従うのもこのタイプの男性です。
「男性はプライドが高い生き物だから男性のプライドを傷つけるな!」と、女性に言う男性もいますが、女性にプライドがないと思っているのでしょうか。変にプライドの高い男性ほど、「すごいですね!」とか「さすがですね!」と、話している途中で挟まないと機嫌よく仕事が進まないため、とっても疲れます。
男女ともに、同性でも異性でも発言には十分に注意しましょう。相手にはバレてないと思っても、あなたの発言で心の中がバレてますよ。そいういう私も上司を心の底からバカにしているのが、バレていました。