集客ブログ記事の書き方・添削・構成・SEO対策、販促用チラシやパンフレットの作り方・デザイン方法などを教えるDTPデザイナー歴20年以上のデザインコンサルタント 秋山アキラ

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画像生成AIに人間の頭から首にかけての骨のイラストを描かせた結果

私は背骨専門のメディカルイラストを描く仕事もやっているため、以前から「画像生成AI」が気になっている。

 

たまに「画像生成AIは、どれぐらい進化しているのか」を確かめるために、画像生成AIに背骨のイラストを描かせている。

 

今回、一般の人にもわかりやすい「人間の頭から首(後頭骨から頚椎)にかけて背中側からのイラスト」を試しに描いてもらった。それがコチラ。

 

左:秋山が描いたイラスト

右:画像生成AIが描いたイラスト

私が描いたイラストと画像生成AIが描いたイラスト比較

 

一般の人が見たら違いがわからない上に、ひょっとしたら生成AIの描いた画像のほうが正確に描けているように見えているのかも。

 

だけど、実際には画像生成AIが描いたイラストはまったく使い物にはならない。なぜなら、人の解剖を無視したイラストになっているからだ。

  • 首の骨は7つの小さな骨が縦に積み上がってできているのに、生成AIが描いた首の骨は9つもある。
  • 頭は真横を向いているのに、首の骨は捻れている。(首の骨が折れている...)
  • 首の骨は7つ全部形が違うのに、全部同じ形になっている。

 

書き出せばキリがない。ぱっと見は良いけど、まだまだ実際には使えるイラストにはなっていないのが現状。なかなか気持ち悪い画像に仕上がっている。

 

別に画像生成AIをディスってる訳じゃない。風景写真や可愛い動物や女の子のイラストを描かせたら、画像生成AIは信じられないぐらい精度が高い。

 

ただ、専門的な仕事で使うには、後3〜5年ぐらいはかかりそう。

 

私の仕事は背骨のイラストを描くことではなく、脊椎手術の手順をイラストで描くことなので、背骨のイラストは、有り物のイラストを使いたい。私がラクできるから。

 

たまに画像生成AIに背骨のイラストを描かせて、今はどれぐらいの精度になっているのかを確認し「まだ無理かー」と残念な気持ちになっている。

 

専門的なイラスト作成には向かないけど、普通に使う分には十分過ぎるほど、画像生成AIは使えます。今回、私が使ったのは、「Copilot Designer」です。もちろん無料で使えます。

 

adobeのFireflyも使ったけど、まだ精度はかなり悪いかな。背骨しか描かせてないから、知らんけど。

 

どちらの画像生成AIにも言えることだけど、ネット上で転がっている人が描いた画像を組み合わせて作られている感じがするので、使うにはちょっと危険なこともある。実際にアメリカでは訴訟にもなってるし。遊びで使う分には良いけど、仕事で本格的に使うには危険が伴うかもしれない。

ampmedia.jp

 

なかなかラクしてメディカルイラストが描けるようにはならないので、今しばらくはコツコツと頑張ります。

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